町田駅前・立川駅前・八王子駅前の商業集積 |
第1回レポート <町田駅前・立川駅前・八王子駅前> 第2回レポート <町田駅前編> 第3回レポート <立川駅前編> 第4回レポート <八王子駅前編> |
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![]() 今回は町田駅前の商業集積について商圏の特長や町田駅前の魅力についてレポートしました。 【商圏&周辺商業集積】 “小田急線と横浜線に商圏が広がる”。
【小田急とJR駅の適度な距離が町田駅前を支える】 人の流れの拠点(湧き出し)は、小田急線町田駅とJR横浜線の町田駅の二つの駅であると言えます。この2拠点の適度な距離が町田駅前の商業集積の繁栄を
<平成28年の大都市交通センサス>から町田駅の定期券利用者の状況を以下にまとめました。 小田急、JRの駅間の乗り換えの定期券利用者は、1日合計8万5千人、小田急またはJRの町田駅からその日初めて電車に乗車してどこかに向かう人 (初乗りの人)が合計3万5千人、小田急またはJRの町田駅にその日初めて最終降車する人が2万5千人です。合計約14万5千人が定期券でいつも利 用しています。(これに定期券以外の人が全体の4割を占めるとすると、小田急とJRの駅を合わせて1日平均約36万人の利用者) 定期券は平日が中心の利用となりますが、常に駅の乗降客としてこの人数が利用しています。通常行き帰りで1日2回利用しますので約70万強の人が 行き交っていることになります。JRの駅と小田急の駅は、直線距離として数百メートルですが、この付近に70万人のマーケットがいつも存在するとい うことになります。 (小田急駅とJR駅が直接隣接していて直接乗り換えられるようなだったら、町田の駅前の集積は、現在より縮小したものになっていたと思われます。)
【町田駅前の商業集積通りと特長的な店】
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【町田駅前の大型店】
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![]() 八王子駅前の商業集積の半径1キロ圏の小売年間販売額(2014年)は、町田駅前や立川駅前の大体3分の2程度となっています。 5キロ圏の商圏人口(2015年)は、町田駅68万人、立川駅60万人に対し、46万人でやや少なくなっています。 小売規模、商圏人口とも町田駅や立川駅にやや離されている状況です。 実は、1970年代には、八王子駅前には、伊勢丹、大丸、西武、丸井、長崎屋、ダイエーなど多くの大型店が出店営業しておりました。
地元主導・市による再開発がもたらした八王子駅前の商業集積の回遊性の低下(自沈)
![]() ■八王子駅前は、駅上・駅横を集中して商業開発したため、駅からの買物が大変便利になっている。 駅から直結した商業施設と駅近の施設で利便性の高いショッピングが楽しめる。(雨・電車) ➢ セレオ・オクトーレ・ビックカメラ・OPA・サザンスカイタワー ■一方で、散策しての買物・飲食の楽しさについては、町田駅前・立川駅前からはかなり落ちる。 ➔ 八王子駅前の商業集積は、これと言った強みがない。広域から呼び寄せるものが現在見当たらない。 (町田駅前:「買物・飲食散策が楽しめる」「にぎわい感」「若者の街」、 立川駅前:「一流の老舗百貨店がある(伊勢丹・高島屋)」 ■独断と偏見ですが、立川駅前等に対抗するのでなく、広域からの集客は避け、地元民をターゲットにしたる八王子駅前の街づくりが必要 ➔ 「ユーロード」を活かす街づくり。(現在ユーロードを意識したイベント等を実施しているようです。) ➔ 数十年単位の長い目でコントロールすることが必要です。 ➔ ユーロード方面・八日町方面に何かしら大きな施設が必要(劇場・大型店???????) ★以下、独断と偏見で「八王子駅前」「立川駅前」「町田駅前」を比較してみた。
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